ホンダは、2.0リットルのディーゼルエンジンを自社で開発、ヨーロッパ市場向けの『アコード』に搭載して販売する方針を発表した。ヨーロッパ市場では、Cセグメントを中心にディーゼル車の人気が高い。ホンダは北米では好調な販売を続けているものの、ヨーロッパでは弱かった。
同社ではGMと提携して、いすゞから『シビック』用のエンジンを供給してもらい、欧州販売をてこ入れするが、これとは別に自社でディーゼルエンジンを開発して、アコードに搭載する。アコードは北米では大人気だが、欧州では今ひとつなので、こちらも販売をてこ入れ、欧州で全販売台数の半分を占めるディーゼル車を投入することに決めた。
基本的には英国のガソリンエンジン生産ラインで生産する予定だが、コストが安ければいすゞのポーランド工場に生産を委託することも検討している。ホンダはこれまでガソリン車だけを開発・生産しており、同社として初めて自社開発するディーゼルエンジンとなる。