全体相場が反発し、自動車株も総じてしっかり。この日の市場出来高ランキングで、日産とトヨタが2位、3位と上位を占めた。
日産自動車は、前日比8円高の845円と3日続伸。注目の2001年3月期決算を発表したが、連結営業利益が前期比3.5倍増と、コスト削減効果がモロに現れた格好。自動車事業の有利子負債は、15年ぶりに1兆円を下回った。業績の改善を好感し、国内外の証券会社が買い注文を入れていた。
トヨタ自動車も、前日比210円高の4240円と急反発。前日発表した好決算が、改めて評価された格好だ。だたし今後については、持ち合い解消の売りをこなせるかがポイントになってくる。ダイハツ工業が5日ぶりに反発し、マツダもしっかり。
一方、ホンダと富士重工業が反落。三菱自動車工業は、『RVR』と『シャリオ・グランディス』計20万台のリコールを国土交通省に届け出たが、前日比1円安で終わった。