小泉新政権誕生がほぼ確実になったことを歓迎し、全体相場は反発して始まったが、その後は伸び悩み。自動車株も朝方こそ上げたが、結局はほぼ全面安となった。
その中で、いすゞが前週末比6円高の255円と小幅ながら続伸した。先週、前3月期業績の大幅下方修正を発表したが、国内工場の統廃合に取り組んでおり、国内生産能力を40%削減する方針。今後の経営改善に対する期待から、買いが入っているもようだ。同じくリストラ銘柄のマツダも、前週末比2円高の314円と小反発した。
一方、ホンダが前週末比220円安と急落。日産自動車も同5円安の848円と3日ぶりに反落し、トヨタ自動車、スズキもさえない。この日は、投資資金が鉄鋼、造船などの大型株(発行済み株式数の多い銘柄)に集中した影響もある。