トヨタ、燃料電池車の公道試験を今秋にも開始か

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トヨタ、燃料電池車の公道試験を今秋にも開始か
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トヨタで燃料電池車の開発を担当する渡邉浩之常務は9日、燃料自動車について「市販化は早くても10年後になるが、年内には公道試験を開始したい」という方針を明らかにした。

同社は先月、性能的にはガソリンエンジン車に匹敵するという水素直接燃料方式の燃料電池車『FCHV-3』を発表しているが、これを商用化するためにはクリーンガソリンと呼ばれる水素への改質がしやすい燃料の普及が不可欠であり、そのインフラが整備されるまでの時間を10年程度と見積もっている。

メタノール改質方式を採用し、ライバルとされるダイムラー・クライスラー、フォード、マツダなど、カナダのバラード社が開発した燃料電池スタックを採用するいわゆる「バラード連合」は、トヨタよりも5年早い2005年に市販を目指しているというが、その間は『プリウス』などのハイブリッドシテスムを改良して乗り切るという。

ただし、燃料電池車自体のテストは今年から本格的に進めており、今秋以降の公道試運転を目指すとしている。

《石田真一》

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