フォードはフィリピン国内の工場を有効活用し、稼働率を上げるため、現在はタイで生産しているライトトラック『レンジャー』の生産を一部移管し、将来的には東南アジアの生産拠点にしていく方針だという。
これはNNAが報じたもので、現地の新聞ではフォード関係者からのリークとして伝えられているようだ。フォードが持っているフィリピン・サンタロサ工場の稼働率は現在28%程度と低迷しているが、タイで生産しているレンジャーを設備の新しいサンタロサに切り替えることで生産量を拡大し、東南アジア圏への輸出をしていき、将来的には拠点化するのが狙い。
ただし、フィリピンを東南アジアの地域拠点とするかどうかについては、今後アメリカ本社の決定を待つ必要があるようだ。