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【新聞ウォッチ】三菱自工決算前の「赤字処分、リコール大量放出」

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年2月16日付

●三菱自動車、日米135万台リコール、国内は40万台、うち12万台は再度 (朝日・1面、関連記事・11面)

●パリダカ初の女性チャンピオン「男女は平等、そこが魅力」 (毎日・22面)

●ジョー・ホンダのF1日記「2強脅かすかHONDA」(毎日・22面)

●警察庁、全国高速道で一斉検問、飲酒運転など636件検挙(毎日・30面)

●ヤマハ発動機、中国企業を提訴「2輪車コピー賠償請求の構え」(産経・1面、関連記事・7面)

●GMの自工会加盟に前向き、奥田会長定例会見で(産経・11面)

●トヨタが自社株を消却、5500万株きょう買い付け(東京・9面)

●元トヨタ労連幹部が贈賄容疑で逮捕(東京・27面)

●ダイムラーに重荷のクライスラー、長期低迷も予想(読売・9面)

●石油元売り「低公害軽油を増産」排ガス規制対応(日経・1面)

●クライスラー再建、月末に抜本策発表(日経・9面)

●ホンダ、純利益25%減、欧州不振、ユーロ安響く(日経・11面)

●小糸製作所、チェコに自動車用ランプ工場を新設(日経・13面)

●ファミリーマートの支払いトヨタカードのポイントでOK(日経・35面)

ひとくちコメント

「一体どうしたんだ」——。きょう16日付の日経社会面トップの見出しである。実はこの記事、ハワイ・オアフ島沖で米原子力潜水艦と衝突した事故で、搭乗していた民間人がテレビ出演し、事故前後の模様を証言した時の言葉だが、三菱自動車の追加大量リコールにもそのまま見出しが使えそうである。

きのうは昨年11月に就任したばかりの園部社長が緊急記者会見し、主力車種の『パジェロ』などに不具合が見つかり、国土交通省に届けたことを発表した。今回は隠さすに公表したことは一歩前進だが、それにしても日米で135万台はケタ違いに多い。朝日が1面の準トップ、産経、東京も4段見出しで報じているほか、毎日は3面の総合欄でトップ扱い。

お粗末なのは昨年6月に発覚した「クレーム隠し」に関連したものが、12万台以上も含まれていたことだ。先月には、提携先のダイムラークライスラーからCOOが送り込まれるなど、経営再建に向けて踏み出した矢先だが、早くも管理体制の甘さを露呈してしまった。

もっとも、社内には「どうせ赤字になるなら年度末までに腐ったものをすべて吐き出そう」という破れかぶれで再建に取り組むという動くがある。そこで、決算前の「赤字処分、リコール大量放出」ということなのか。まるでローカールスーパーのチラシ広告だが、それならば、いっそ開き直ってこれから出す新車のネーミングを「三菱の安全宣言車、『リコール』」と名付けたほうが知名度もインパクトもあるようだが……。
《福田俊之》

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