エンジンは縦置き、ガソリンとディーゼルの豊富なラインナップで、幅広い客層を魅了する。ガソリンエンジンはスーパーチャージ4気筒エンジンに始まり、よりパワフルなV6、V8エンジンモデルが設定される。V6、V8エンジンは現在の気筒あたり3バルブから、気筒あたり4バルブになり、今後のEU5排ガス基準にも適応できる。ガソリンエンジンはすべて直接噴射式で燃費がよい。
ディーゼルでは、新開発V6コモンレール・エンジンを搭載、現在の直列5気筒/V6気筒エンジンを置き換える。エンジンラインナップのトップを飾るのはV8ディーゼルの最新バージョンで、第2世代コモンレール・インジェクション・システムを使用する。
トランスミッションもバラエティーに富んでいる。例えばベーシック仕様には新開発6速ステップトロニックを搭載、また2、3年以内に登場する6速ATも『W251』には採用される予定だ。W251の最新プラットフォームは、W251の半年後にリリース予定のコードネーム『W164』で呼ばれる次期Mクラスにも使用される。