全体相場は大幅反発し、自動車株もほぼ全面高。日産自動車は、前日比18円高の707円と続伸し、3日ぶりに700円台を回復。出来高は市場第4位と、依然人気を集めている。『シーマ』『プリメーラ』の新車効果、コスト削減などの経営改善に対する期待から、海外投資家の評価が高まっている。
好業績を持続するスズキも、前日比53円高の1380円と大幅続伸。トヨタ自動車は、前日比60円高の3950円と値を上げた。この日は、「中小企業の化学物質管理支援サービスに参入」という報道が材料視されていた。ホンダは上下140円の値幅で動いたが、引け値は前日比10円高の4740円と小幅高。来週14日に2000年第4四半期の連結決算発表を控えており、その内容が注目を集めそうだ。
唯一値を下げたのは、前日まで急騰していた富士重工業。前日比10円安の845円と、利益確定の売りが先行した。