重大問題発生、国家試験で問題ミス、救われた12人は資格あり?

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国土交通省は、昨年12月5日に実施した2000年度(平成12年度)・第2回自動車整備士技能検定学科試験「二級自動車シャシ整備士」で、試験問題に誤りがあったと発表した。誤りがあった試験問題については、受験者全員を正解として採点をやり直し、その結果、12人の受験者が学科試験に合格した。

試験問題に誤りがあったのは「二級自動車シャシ整備士」の学科試験の問題10のテールランプのウォーニングランプの配線図の問題で、配線の一部が印刷ミスで消えていた。二級自動車シャシ整備士試験は153人が受験し、84人が学科試験に合格していたが、問題のミスで12人が合格者として追加された。国土交通省では「このような事態が発生したことは国家試験に対する信頼を損ねかねないことであり、受験者の皆さんにご迷惑をおかけいたしました。今後はこのような事態が発生しないよう再発防止策を講じ、適切な自動車整備士技能検定の実施を図る所存です」としている。

しかし、結果的に今回の学科試験では、印刷ミスが無かったら不正解で不合格となった人も12人の合格者には含まれていることが予想され、二級自動車シャシ整備士の資格自体が疑われることになりかねない。

《レスポンス編集部》

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