ローバー『45』をベースとし、マーケットの要望に応えて4ドアサルーンと5ドアハッチバックスタイルで登場する予定の『X20』は、新生MGモデルの中では最も人気を集めるのではと期待されている。
MGローバーは、X20はをベースとしてUKのTOCAツアーにエントリー予定だ。そのレース用デザインと機械構造は、公道仕様のX20「アメティメット(究極)」にフィードバックされると言われている。
X20レインジのトップバージョンは、2.5リットルKV6エンジン(177PS)にマニュアルトランスミッションを備えを、その小柄なボディーも手伝って高いパフォーマンスを可能にする。
エアロダイナミックス(空力特性)に関しては、フロントとリア両方のスポイラーにサイドスカートを付けることにより、抵抗とリフトを最小限に押さえている。リアスポイラーは、その効率を最大限に生かすためにかなり大きめで、しかも高めに位置している。ヒートシールドがあてがわれた排気管は、シャープな印象。『X10』と類似性がある内装は、フロントシート、ステアリングホイール、メーターにギアシフト、全てMGスタイルのスポーツカータイプである。
X20レインジは、この2.5リットルKV6エンジン仕様を頂点に、1.6リットル/1.8リットル「K」エンジン仕様もリリースされる。また、近頃注目を集めている“パフォーマンス・ディーゼル”のライバルと競うために、2.0リットル・ターボディーゼル・エンジンも用意される。