『週刊文春』2月1日号
税込み価格300円 発行:文藝春秋
「あぶない中古車を見分ける賢いコツ」というタイトルで、中身は中古車オークションの危険性を問うものだ。中古車オークションにはいろいろなクルマがあって、中には整備不良車や、水没車までもがありますよ、なんて畳み掛ける。
なんて大げさなことを言いつつ、記事のスペースはあまり取れていないので、綿密な調査からかけ離れた、いずれも噂程度の伝聞に留まっている。そんな中でも大事なポイントは隠されているもので、それが大阪の中古車販売業B氏の証言。
B氏は「事故車の売買なんてしょっちゅうですよ。だいたい所有者が事故を隠して売りにくるんだから。この商売はある程度バクチ的なものがある」と発言。これを読むと『SPA!』の『S2000』を盗難し、車体番号を張り替えた上で売却したというのが、なんとなく業界の悪徳な連中によって仕込まれたような気もしてくる。すなわち「事故は起きるし、中古車販売はそれを目立たないまでに直したものを売るところだ」と。