ダイムラークライスラー日本は、メルセデス・ベンツの『S600L』と『CL600』の原動機に不具合があったとして、運輸大臣にリコールを届け出た。対象となるのは1998年12月10日から2000年5月30日までに輸入した合計304台。
対象のクルマでは、原動機制御用コンピュータのコントロールユニットにおいて、アイドリング時のプログラムに不適切なものがある。この場合、アイドリング状態での失火を検知できず、点火を停止した気筒にも燃料が供給されることから、未燃焼ガスが触媒に流入し、最悪の場合、触媒が過熱して火災に至る。
不具合件数は2件で、発見は国内市場からの報告による。