『デジタルバイヤー』2001年1月号 (11月24日発売)
税込み価格580円 発行:アスキー
今月創刊のインターネットと雑誌を連動するパソコン関連製品ガイドマガジン『デジタルバイヤー』では、BARホンダのF1マシンに搭載されたコンピューターシステムを詳しく解説する。
ホンダのF1マシンには、車高や水温・油温を制御するユニット、速度を計測し制御するシステム、アクセル角度制御システムなどからの情報をEFI(燃料噴射制御)部とデータターミナル部に送るなど、車内にLAN構築がなされているのだという。
そういったマシンからピットへの情報は32kbpsの速度で送られてくる。これでも現代のパソコンを考えると遅いと感じてしまうが、ピットからマシンへのデータ通信はさらに遅い4800bpsなのだというからビックリだ。
これには電波がマシンで捉えづらいということ、ドライバーにはおかしなデータを前後で比較する余裕はない、ということから速さよりも正確さを重視した結果なのだという。