今回の『インプレッサSTi』のデザインには、ロータス『エラン』(2代目)、マクラーレン『F1』をデザインし、現在はプロドライブや新ローバーのコンサルタント・デザイナーを務める、ピーター・スティーブンス氏が関与している。
とくに発表会で展示されていたラリーカーのプロトタイプは、スティーブンス氏によりかなり手が加えられている。最も特徴的なのは、1730mmから1770mmに広げられたブリスターフェンダーだ。量産型では丸目に対して違和感あるように感じられたブリスターであるが、ここまではっきりやられると気持ちイイ。こっちの方が、デザインのキーになった正面から描かれたイメージスケッチに近い。
またスバル・スタッフによると、スティーブンス氏は市販車について「いい素材」と語っているそうだ。スティーブンス氏はリアをかなり気に入ったそうで、実際このプロトタイプのリアバンパーはノーマルのままである。
先代で発売してすぐに完売となった『22B』に当たるラリーカー用ベースのクルマの販売も検討中だというから、インプレッサにはまだまだ目が離せない。