先日14日にGMからの出資比率を10%から20%に引き上げ、GMの連結対象会社となったスズキの今回の決断についてリポートする。そこには様々な思いがあっての決断であったようだ。
ひとつは、グループ内で富士重工業、フィアットなどの小型車を扱うメーカー競争が始まったこと、また、鈴木修会長の20年来の盟友、スミス会長がこの6月GMのCEO(最高経営責任者)の座を退いたこと、そして、ダイハツとのシェア争いが3%まで狭まっていることなどが挙げられるという。
またこの他、トヨタの奥田会長がダイハツとの800ccクラスの小型車の開発に意欲を示していることなどについても触れる。