【空の日】クルマを作ったヒコーキ野郎 | レスポンス(Response.jp)

【空の日】クルマを作ったヒコーキ野郎

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9月20日は空の日。昔航空機を作っていて今はクルマを作っているメーカーや、現在もグループ企業に航空機部門をもつ自動車メーカーは少なくない。日本では富士重工(スバル)や三菱自動車/三菱重工が第二次大戦以来の航空機生産の歴史を持ち、日産もルーツの一端は航空機メーカーにつながっていることはよく知られている。

海外ではスウェーデンのサーブが有名だ。かつて爆撃機を作っていて現在は少量生産の超高級車を作っているイギリスのブリストルや、ダイムラー・クライスラーがやはり高級ブランドとして復活させようとしているマイバッハのような例もある。マイバッハは飛行船のエンジンで定評を得て、自社ブランドで乗用車も作っていた。

サーブの乗用車部門はGM傘下に編入され、資本・組織的には航空機メーカーのサーブとは別会社になっているが、販売や広告展開では積極的に航空機メーカーとの関連性を打ち出している。『9-3』の特別仕様「ビゲン」、『9-5』の特別仕様「グリフィン」=「グリッペン」はいずれもサーブ製のスウェーデン空軍主力機の名前だ。広告や広報写真にサーブの戦闘機が現れるのも珍しくない。サーブは旅客機、それも優秀な機種を作っているのだが。

我が国をひるがえって、三菱自動車が広告で『パジェロ』の背景に零戦を載せたり、『ランサー・セディア』のCFで航空自衛隊のF1やF2を飛ばしたらどうだろう。あるいはスバルが『インプレッサ』のWRCベース車を「隼」と、『レガシィ』の6発仕様を「富嶽」名付けたら?

サーブの販売を扱うヤナセの広報に尋ねたところ「広告に軍用機を使ったことでお叱りを受けたことはございません」とのことだった。サーブのためにはひとまず良かった。では---インプレッサ「隼」仕様は標準型のモデルチェンジにともない「疾風」に進化、これまでの「栄」エンジンに代えてSTiチューンの「誉」エンジンを搭載、と(笑)。
《高木啓》

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