運輸省は、三菱自動車工業の河添社長に対して厳重注意を行うとともに、リコール業務適正化の指示について警告文書を手渡した。
警告書では、リコール業務についての違反事項について「事故の未然防止を目的とするリコール制度に対する自動車ユーザーの信頼を著しく信頼を失墜するもので極めて悪質な行為で遺憾」と強く同社を批判。しかも富士重のリコール隠しの際の総点検のように「過去3回にわたってリコール業務を適正化する機会があったにもかかわらず、関係業務の適正化が図れなかったというのは、企業の姿勢に疑念を感じざるを得ない」としている。
このため、業務の適正化について早急かつ速やかに社内の組織・業務体制を改善し、必要な措置をとるよう求めている。