三菱自動車工業は19日、福祉車両「ハーティーラン・シリーズ」として、『トッポBJ』に助手席ムービングシート仕様を設定、さらに同車と『トッポBJワイド』の4WD車に車いす仕様車を追加した。
手動で左に90度回転したうえで、外側に500mmスライド、スイッチ操作で座面地上高450mmまで下降、もとの高さまで上昇する。軽自動車で助手席が動力で上昇するシステムの採用はトッポBJが初めて。昇降能力は100kg。各車ともATやMT、車体色など、標準車体車のほぼ全類別に対応している。助手席ムービングシート仕様は愛知県小牧市のマルビシカンパニー、車いす仕様は岡山県倉敷市の丸文がそれぞれ架装業務を担当する。
月販目標はトッポBJムービングシート仕様が20台、トッポBJの車いす仕様が10台、トッポBJワイドの車いす仕様が5台。価格は、トッポBJムービングシート仕様の2WD、5MT、Sグレードが128万1000円(ベース車プラス38万円)、BJワイド車いす仕様の4WD、4AT、標準グレードが231万7000円(ベース車プラス95万円)など。