ハザードランプ点灯のバスを見たら即、警察に通報を!!

自動車 社会 社会

運輸省と日本バス協会はバスジャックの外部通報対策をまとめた。「非常点滅灯(ハザードランプ)の点灯を継続し、パッシングの繰り返し」を全バス車両に共通した緊急連絡手段とし、これを警察官、プロドライバー、一般国民に広く理解を求め、こうしたバスを発見したらすぐに警察に通報するよう呼び掛けてもらう。

5月に発生した西鉄バスハイジャック事件に対応して対策を検討してきた。西鉄バスハイジャック事件では、事件発生から警察への通報が遅れ、これが死傷者を増やす結果にもなったと見られている。このため、バスジャックを外部に連絡する手段を検討してきた。高速バスの場合には、これとは別に車両後部にライトが点滅する防犯灯の装備、ハザードランプの点滅回数を増加させる装置、非常事態の発生を行先表示板に「SOS」や「緊急事態発生中」と表示する装置のうち、どれか一つを装備する。

高速バスのこれらの装置は犯人に気付かれない場所にスイッチを設けるが、問題なのは高速バス以外の路線バス。ハザードランプを点滅させたり、パッシングを繰り返せば、それが犯人にバレてしまうことは間違いない。その結果「犯人が逆上して乗客を…」というケースも考えられるが、これについての対策は「運転手の機転に任せる」とお粗末なものしか考えられていない。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集