他とは一緒にしてくれるな! 東京海上が自動車保険戦争で仕掛ける戦略

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東京海上火災保険は自動車保険の料率を独自に設定し、自動車保険商品を全て『TAP』として10月に発売すると発表した。7月から自動車保険料率算定会が廃止されたのを受けて、自動車保険の完全自由化後では初めてとなる「独自料率商品」の投入に名乗りを上げた。自動車保険販売競争の第二幕は業界トップの東京海上がスタートさせた。

東京海上は、従来のSAPではカバーしきれない代車費用や、示談成立前の保険金支払いなど、手厚い補償内容を行うため保険料金を引き上げたTAPの販売を1998年に開始、これで自動車保険契約を伸ばしてきた。今回、保険料率を独自に設定することで並行販売してきたSAPを廃止、TAPに一本化した上で多様な商品を展開する方針だ。

外資系の自動車保険会社の参入で料金が多様化した自動車保険だが、東京海上も独自料率であらゆる契約パターンに対応、自動車保険契約の獲得を目指す。安い保険か、手厚い補償か、勝つのはドッチ?

《レスポンス編集部》

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