【モデリスタ『カセルタ』登場 Vol. 9】デザインストーリー「“ラテン”テイストは後から浮上したテーマ」 | レスポンス(Response.jp)

【モデリスタ『カセルタ』登場 Vol. 9】デザインストーリー「“ラテン”テイストは後から浮上したテーマ」

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モデリスタの監督で、実際に『カセルタ』をデザインしたのは、岩手県一関市に本部を置くMODI(モディー)というデザイン・技術開発会社だ。モデリスタに限らず、メーカーのプロトタイプやショーカーの開発に協力した実績がすでにあり、業界筋ではけっこう名の通った企業なのだが、黒子に徹してあまり表には出てこない。

カセルタのデザイン開発ストーリーを解説してくださったのはMODI常務取締役の村上竜也さん。「これはモデリスタさんからの仕事ですし、我々としてもチームでの仕事ですので、私ひとりが表に出るのは……」というのを、無理してお願いした。

まず『MR-S』のカスタマイジング企画がモデリスタで持ち上がった。これは当然のなりゆきだ。そしてデザイン実作業が社外に委託されることも珍しくないが、ここでMODIに依頼された経緯は不明だ。村上常務は「クルマ1台分のトータルデザインが評価されたのだろう」と採用の理由を分析する。モデリスタからは当初「フューチャリスティック(未来的)」、「アドバンスト・スポーツ」、「ノスタルジック・スポーツ」の3案の提出を求められた。

デザイン開発スタートは1999年夏、量産型MR-Sデビュー前である。トヨタ自動車の情報管理は厳しく、発表前のMR-Sのデザインは社外のMODIには提供されず「97年の東京モーターショー出品車や、雑誌のスクープ記事を参考にしました。そのため後でデザイン案を現物に合わせるのがたいへんでした」と村上常務は笑う。

村上常務は「“ラテン”というデザインテーマは、実は開発中は意識していませんでした。我々からのアイデアが逆にモデリスタの求めていたものと合致し、それが“ラテン”と評価されたのです」と意外な事実も明かしてくれた。
《高木啓》

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