盗まれても愛車の位置が分かる、PHS利用イモビライザー8月に発売

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自動車盗難防止装置 「ホーネット」の製造メーカーである加藤電機は、PHSキャリアのDDIポケットとの共同開発で、同社のPHSを利用した盗難防止装置を開発、8月から発売することになった。

この装置はPHSと接続し、PHSの位置情報システムとリンクさせることで、クルマが盗難された場合、誤差100〜500mの範囲でその位置を割り出すというもの。クルマに異常が発生した場合、事前に設定した3つの番号に対して、緊急事態を告げる内容の電話を自動的にかけるという機能もついた。専用品として開発されただけに機能は満載しているが、その分だけ値段は高く、スタンドアローンタイプで6万2800円もする。

以前に紹介したNTTドコモの「P-doco?」は汎用品で、自動通報などの機能は無いが、初期投資は1万円程度で済む。DDIの基地局は全国15万の規模を誇るが、アンテナは長距離対応型で、都心部などでの位置情報確認の精度は短距離アンテナのドコモには劣ってしまう。

このあたり価格に見合った精度のアップを、メーカーとキャリアが発売までどのように行っていくのかなど、注目すべき点は多い。

《石田真一》

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