TVRは『サーブラウ・スピード12』を発表した。V12(880PS)エンジンを搭載したこのモンスターは、TVRが言うには、オーナーが「サーキットに運転し、レースに出て、家まで乗って帰る」ために開発された。
TVR社主、ピーター・ホイーラーは「スピード12によって世界最速量産車の記録をマクラーレン『F1』から奪いたい」と語る。そのためには240マイル/h(約380km/h)に到達しなければならない。
スピード12のエンジンは、基本的に『スピード6』の直6を90度の角度でV字につないだものだ。最近、あまりはやらないこの角度を選択した理由は、エンジン・マウント位置を低くし、サーブラウの低いボンネットの下におさめるためだ。
価格は16万ポンド(約2600万円)、TVRではすでに10台強を受注しているという。GT2レーシング・カテゴリーにエントリーするためには、公道仕様を25台製造する必要がある。