シェルが数年前から研究開発を続けてきた『スマートポンプ』の実際のテスト運用が始まった。スマートポンプは『ロボティックポンプ』とも呼ばれ、クルマが近付くと自動的にアームが降りて給油を開始。ドライバーは車から降りることなく、自動的に給油サービスが受けられる。
料金の支払いもクレジットカードと連動したスマートカードから自動的に引き落とされ、各カスタマーの認識は車に取り付けた専用センサーによって行われる、というもの。
シェルによると1000人のカスタマーがスマートポンプをテスト使用する契約を交わしており、テスト期間が終わってからの結果次第で全米に広める予定だという。現在テスト運用が行われているのはインディアナポリスの近く。
カスタマーはスマートポンプを使用するにあたり、1回の利用ごとにガソリン料金に1ドルを上乗せされる。しかしアメリカではガソリン給油を自分でやるのと係員にやってもらうのとではガロンあたり20セントほど料金が違うから、スマートポンプの方がコストは安くつく。
世界初の全自動給油システム、はたして成功するだろうか。