新世代ドライブレコーダー、インディシリーズに採用決定

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デルファイ社が開発した最新の事故データレコーダー、つまり飛行機のブラックボックスのような役割を果たすセンサー(ADR2)が、今年からインディカーシリーズに採用されることが決定した。

ADR2は事故が起こる直前、最中、そして直後の車のパラメーターを記録。これを分析することにより、どのようにレーシングカーをデザインすれば事故防止に役立つかを割り出すことができるという。デルファイはすでにF1用にADRという第一世代のセンサーを開発、提供しているが、今回のADR2は次世代のテクノロジーを含み、いっそう効果的な事故分析ができるものだという。

第1世代センサーとの違いは、なんといっても大きさ。ADRに比べるとADR2は40%軽く、45%小さくなっている。レーシングマシンの機能をできるだけ損なうことなく、正確で分析のしやすいデータを提供することができるのだ。

機械は本体と10個以上の小型センサーから成っている。小型センサーはマシンの各部とドライバーに装着され、事故のインパクトとステアリング、ボディ、ドライバーの動きなどが詳細に記録される。つまり分析者は事故が起こった瞬間のクルマ、ドライバーに与えられた衝撃その他をリアルタイムで、忠実に復元することができ、そこからドライバーに対するダメージが最小限のレースカーデザインを研究することが可能となる。

もちろんレース中の事故は起こらないことがベスト。しかしアイルトン・セナの悲劇のように、結局なにに原因があったのか、同様の事故からドライバーを守るにはどうすればいいのか、ということが謎のままに終わることも多い。デルファイのADR2がドライバーを守るための事故分析に役立つならば、こうしたセンサーの導入はおおいに歓迎すべきことだろう。
《Sachiko Hijikata, US editor》

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