フォード・ジャパンは、3月半ばから日本市場導入を予定しているフォード・フォーカスのプレス向け発表会を行った。発表会には欧州フォードの開発スタッフが出席し、開発コンセプト、マーケティング戦略、デザインおよび新技術などについての説明を行った。
98年のジュネーブショーでデビューしたフォーカスは、欧州ではVWゴルフやオペル・アストラ、プジョー306などと同じ、いわゆる「Cセグメントに」属するコンパクトカー。フォードが“ニューエッジ・デザイン”と呼ぶ前衛的なスタイリングと実用性の高いパッケージング、高い走行性能を兼ね備えており、99年には欧州カー・オブ・ザ・イヤーを獲得している。
今回日本に導入されるのは5ドア・ハッチバックとステーションワゴンの2モデル。搭載されるエンジンは1.6ℓ4気筒DOHC(最高出力100ps/最大トルク14.8kgm)で、組み合わされるトランスミッションは4ATのみ。エアコン、オーディオ、リモコンドアロック、アルミホイール、前席左右およびサイドエアバッグなどは標準装備される。
価格は現時点では未定だが、フォード・ジャパンのスタッフによれば「ライバルのゴルフやアストラより安価な200万円前後に設定ししたい」という。