東京都は、都内に流入する自動車に課金するロードプライシングの導入エリアを7つ例示し、2003年度に導入する方針を打ち出した。
都が示したロードプライシングのエリアでは、JR山手線、皇居外回りの環状2号線、環状6号線、環状7号線、環状8号線、隅田川・荒川、都県境で、都心に流入する場合課金される。課金される時間帯は土日祝日を除く午前7時から午後7時までと、交通量の多い時間帯を設定する。
都では2000年度内に料金や徴収方法、集まった料金を何に使うかなどの詳細を詰めた上で、2003年度からロードプライシングをスタートさせる計画だ。ロードプライシングはノルウェーやシンガポールで実施しており、都ではこれによって慢性的な渋滞の解消と大気汚染の改善を図る。