沖縄県は、全国でも人口に対する自動車の保有率が高く、那覇市などの中心部の交通渋滞や環境問題が深刻化していることから、県策定の「TDM施策推進アクションプログラム」を中心に、3月29日に「沖縄の交通問題と解決策を考える」シンポジウムを開催する。
TDM(Transport Demand Management)とは、交通需要マネージメントのことで、自動車から公共交通機関への転換、時差出勤、自動車の相乗りなど、つまるところ自動車の集中をあらゆる手段で回避し、混雑の緩和を主眼とした施策のこと。
シンポジウムは、琉球大学工学部 助教による講演「沖縄県の交通問題といま我々に求められること」、沖縄県企画部による報告「沖縄県の将来ビジョンと交通政策」、及び特別講演として、京都大学大学院工学研究科 教授による「沖縄におけるかしこいクルマの使い方を考える」が予定されている。