大統領候補の「フェラーリ」発言で、全米自動車労働組合(アメリカ最大)がカンカン | レスポンス(Response.jp)

大統領候補の「フェラーリ」発言で、全米自動車労働組合(アメリカ最大)がカンカン

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「ロサンゼルス発」

アメリカで次期大統領候補の座を狙うビル・ブラッドレー上院議員が年頭のミレニアムスピーチでとんだ失言、アメリカ最大の労働組合であるUAW(全米自動車労働者組合)と危うく一触即発の状態となた。

問題のスピーチは、この世紀を振り返って、という内容で、「馬に引かれた荷車からフェラーリへと進化した時代」と乗り物の発展の例えにアメリカ車ではなくイタリア車を出してしまった。ブラッドレー氏の所属する民主党ではバイ・アメリカ運動を進め、労働者票の確保に力を入れているだけに、ブラッドレー氏の発言は党の綱領にも反するもの。

現在副大統領のアル・ゴア氏と民主党内での大統領指名を争っているブラッドレー氏だけに、UAWを敵に回すようなこの発言は大変な失言だ。もっとも正式にスピーチをする前に本人や周囲がこの過ちに気づき、最終的にはフェラーリをコルベットに変えてスピーチは行われた。

馬車から、と言えばフェラーリを出したくなる気持ちも分からないではないが、立場上やはりアメリカ車の名前を出さなかったのはまずかった。UAWはいまのところゴアかブラッドレー支持かの態度をはっきりさせていないが、ブラッドレー氏がかなり窮地に陥ったのは確かなようだ。

《土方細秩子》
《Sachiko Hijikata, US editor》

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