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クルマ選びとケータイ選びは似ている部分がある。
どちらも凡庸なモデルを選べば実用上の不満はないだろうが、自分のライフスタイルにあわせて「いいモノ」を選ぼうとこだわり出すとキリがない。ケータイは24時間つねに身につけるアイテムで、人目にも触れるもの。なんとなく凡庸なモデルを無難に使い続けるのも悪くはないが、クルマや時計と同じくらいこだわって選びたい。
 
 
ひるがえってW21Tはどうか。 
ブルートゥースのように実用的な分野から、EZ着うたフルTM
対応、T4G搭載などエンターテイメント分野まで、幅広いニーズに対応している。デザインも形状だけみれば、オーソドックスなクラムシェル(折りたたみ)型。一見すると、W21Tは万人向けの中庸なモデルだ。
 
 
しかし、じっくりと見てみるとデザインの質感が高く、使うと最先端のテクノロジーが使いやすくまとまっている。高性能で高品質、それでいて万人向けの使いやすさを兼ね備えている。そのバランスのよさがW21Tの魅力だ。
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			| 優れたUIデザインが直感的に理解できる親しみやすさを生む | 
			 
			 
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W21Tでもうひとつ注目すべきは、auの「CDMA 1X WIN」対応だということだ。CDMA 1X WINは最新の3G技術「1x EV-DO」によって、最大2.4Mbpsの通信速度を実現している。これはNTTドコモやボーダフォンの3Gと比べて約6倍のスピードである。さらにパケット料金定額制「ダブル定額」を実現。モバイルブロードバンドの名にふさわしいデータ通信環境になっている。
 
 
auは他社の上をいくモバイルブロードバンド環境を活かすため、サービスやコンテンツの大容量化を積極的に行っている。代表的なのは音楽配信のEZ着うたフルTM
や映像配信の「EZチャンネル」だが、それ以外にも電子書籍や携帯電話ナビゲーションサービス「EZナビウォーク」といったリッチコンテンツが豊富だ。メールも最大150キロバイトの写真や動画を添付できる。
 
 
W21Tはこれらブロードバンド向けのサービスを十二分に楽しむため、端末側の基本性能が高い。2.4インチQVGAポリシリコン液晶は明るくて見やすく、写真や映像、電子書籍を見るのに適している。EZ着うたフルTM
導入に際して搭載された直径14ミリのステレオツインスピーカーの音質も良好だ。
 
 
さらに特筆すべきは、メニューインターフェイスが親しみやすく、わかりやすいことだろう。その代表的なものがアニメーション技術「Flash」で作られたオリジナルメニュー「物語るアイコン」だ。
 
 
シンプルで親しみやすいアイコンながら、センスのよいアニメーションで、しかもデータフォルダに使用率を表示するような実用的な演出もある。東芝製の携帯電話は、以前から親しみやすいユーザーインターフェイス(UI)で若年層や女性を中心に定評があったが、W21Tはそのセンスがさらに磨かれた。日常的に使っていて気持ちのいいUIである。
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UIだけではない。W21Tは端末デザインも秀逸だ。 
確かに形態としてはオーソドックスなクラムシェルである。しかし、細部の作り込みや質感、配色のセンスが秀でている。
 
 
特にブリーズグリーンとサンライズイエローは、昨今の流行色である爽やかな黄緑と暖かみのある黄色をモチーフとして採用し、非常にファッショナブルだ。後者のサンライズイエローはポルシェボクスターのスピードイエローを彷彿とさせる色でもあり、つるりとした触感も気持ちいい。鮮やかな色のケータイにありがちな安っぽさは皆無で、若々しくセンスのよいデザインである。
 
 
ケータイを開いたときのデザインも手抜かりがない。カーソルボタンの周りやダイヤルキーのデザインは、まるでポルシェやBMWのインパネのようにスポーティかつ都会的な雰囲気があふれる。よく触るカーソルキーの質感を金属調なものに変えてあるのも芸が細かい。
 
 
高性能で使いやすく、オーソドックスながらセンスのいいデザイン。
W21Tのコンセプトをクルマに例えるなら、BMWやアルファロメオ、アウディなどの高級スポーツセダンだろう。日常的な利用シーンで満足感が高く、さらにプレミアムな魅力を兼ね備えているのだ。何事もバランスよく、それでいてセンスもよく。そのようなニーズに応えるポテンシャルをW21Tは持っている。
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企画・執筆 神尾寿 ● 通信・ITSジャーナリスト。レスポンス特約記者。 
  
IT雑誌契約ライターを経て、大手携帯電話会社の業務委託でデータ通信ビジネスのコンサルティングを行う。'99年にジャーナリストとして独立。専門は通信ビジネスとITS。著書は「自動車ITS革命」(ダイヤモンド社) 
レスポンス以外にも、朝日新聞社の「ASAhIパソコン」、世界文化社の「Begin」、徳間書店「ベストギア」、ダイヤモンド社「週刊ダイヤモンド」など、寄稿先はビジネス誌や技術専門誌、一般誌など多数。
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