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W21Tは多機能かつ高性能な携帯電話だが、中でも注目なのが、日本では数少ない“ブルートゥース内蔵ケータイ”だということだ。
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| 無指向性なのでケータイはポケットに入れたまま接続可能だ |
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ブルートゥース(BluetoothTM)は近くにあるデジタル端末同士をワイヤレスで接続する技術で、欧州を中心に世界中で普及が始まっている。日本では普及がやや遅れているが、auの東芝製端末では先代のA5504Tの時代からブルートゥースを内蔵。W21Tに継承されている。
ブルートゥースの特徴はふたつ。
ひとつはデジタル機器同士が約10m以内であれば向きに関係なく繋がること。携帯電話とデジタル機器を繋ぐワイヤレス技術としては赤外線通信(IrDA)があるが、これは受光部同士が向き合ってなければならない。一方ブルートゥースは、電波で繋がるので機器同士が向き合う必要がなく、使い勝手がよい。
もうひとつが、様々なデジタル機器同士が接続できる世界標準規格であること。携帯電話はもちろん、パソコン、クルマのハンズフリーフォン機器でも使われる通信方式であり、仕様が統一されている。
クルマの移動が多い欧州では、運転中に利用するハンズフリーフォンやヘッドセット用途でブルートゥースが使われることが多いため、その印象が強いが、実は汎用性や多用途性がウリなのだ。ハンズフリー機器以外では、パソコンやプリンターなどでブルートゥース対応が始まっている。
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| 付近のブルートゥース機器が画面上に表示され、選択すると接続可能になる |
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W21Tのブルートゥース機能で特筆すべきは「使いやすさ」だ。
ブルートゥースは、最初に接続する時に「ペアリング」と呼ばれる相互認証設定をしなければならない。初心者が少しとまどうこの作業を、W21Tでは用途別に接続機器の項目が分かれており、ペアリングが簡単にできる。この使いやすさはデジタル機器の操作に慣れた上級者にもうれしいポイントだ。
ブルートゥースで接続できる機器も豊富で、ヘッドセットやハンズフリーフォンシステムから、プリンター、パソコン、ブルートゥースケータイ同士の接続もできる。
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| Drive Blue はシガーライターに直接接続する。イヤホンなしでワイヤレスハンズフリーが可能だ。 |
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ブルートゥースの活用法としておすすめなのが、オフィスやプライベートでの「どこでもハンズフリー」という使い方。
W21Tが対応しているアイ・オー・データ製の「PDI-B903/HSK」なら、重量わずか14g。これを胸ポケットにいれておいて、電話を使うときサッと耳につける。電話中も両手が使えるので、メモを取る、資料をめくる、パソコンを使うといった作業ができる。電話中に両手があくメリットは想像以上に大きいので、試してみて損はない。
また、クルマの運転中にどうしても電話に出なければならない人にもブルートゥースは心強い機能だ。イヤホンマイクのように邪魔なコードなしでハンズフリー通話ができる。例えばモバイルキャスト製の「Drive Blue」では、W21Tをはじめとするブルートゥース内蔵ケータイとワイヤレスで連携、ハンズフリー通話ができる。Drive Blueはシガーライターから直接給電されるので充電がいらないのもうれしい。
このようにW21Tのブルートゥース機能は、ケータイライフをより快適にしてくれるものなのだ。
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ブルートゥースの用途として便利なのが、プリンターとの連携だ。W21Tはエプソンとキャノンのプリンターが用意するブルートゥースアダプターに対応。ワイヤレスで直接印刷ができる。またW21Tはエプソン製のプリンターが用意する「EPSON PRINT Image Matching III」に対応。カメラのポテンシャルをフルに引き出し、美しい写真プリントができる。
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| エプソンやキャノンのブルートゥース対応プリンターで携帯電話の画像をワイヤレスプリント |
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