トヨタ自動車は8月28日、『ヴィッツ』『イスト』などを生産する高岡工場(愛知県豊田市)の2本の生産ラインのうち1本の稼動を2010年春から2011年後半まで休止することを決めた。需要減に伴う生産台数の減少に対応し生産体制を効率化する。
生産中の車種は関東自動車工業や豊田自動織機などグループ会社の工場に移管する。高岡工場ではヴィッツ、イストのほか『ラクティス』、『ヤリス』(輸出用)、輸出用『カローラ』、『iQ』を生産している。休止するのはヴィッツ、イスト、ラクティスを生産するライン。
トヨタの国内工場では需要の減少に伴い稼働率が低下している。これまでにも期間従業員の削減、生産スピードの調整などで需要減に対応してきた。先行きの需要動向が厳しいことからラインを一時的に休止する。