ジャパンエナジー、EV充電設備を12か所に設置…インフラ実証事業

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ジャパンエナジーは12日、経済産業省が実施する「2009年度電気自動車普及環境整備実証事業(ガソリンスタンド等における充電サービス実証事業)」の委託事業者に選定されたと発表した。

同社はこれを受けて10月から、電気自動車向けの新たなビジネスモデルを検証するため、首都圏のJOMOステーション12か所で、電気自動車への充電サービスの実証事業を開始する。
 
実証事業は、電気自動車向けの充電サービス、付帯サービスの提供モデルを考案・実施し、関連データの収集・分析、制度的課題・安全性などに関する調査・分析を行い、充電サービスの在り方を検証するもの。成果を広く展開することで充電サービスを提供するガソリンスタンドを増加させる狙いがある。
 
同社では実証事業で首都圏のJOMOステーション12か所に充電器を設置する。急速充電器が1か所、倍速充電器が10か所で、両方設置が1か所。
 
また、電気自動車ユーザー限定の会員制度「JOMOeサポート(仮称)」を設け、会員カード「JOMOカードe(仮称)」を発行、充電サービス、コールセンターによる情報提供サービス、電欠時のレッカーサービス、洗車・軽整備サービスを提供する。 
 
さらに会員に対して、アンケート調査やヒアリング調査を行うほか、利用履歴・走行データなどを提供してもらい、充電設備の効率的な配置や妥当な料金体系を検証する上での材料とする。
 
このほか、業務用の電気自動車を数台保有し、同社グループの社員などから走行テストの協力者を募り、得られた利用履歴・走行データを電気自動車向けビジネスモデルの検証に役立てる方針だ。

《レスポンス編集部》

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