借金返済を求めた男性をクルマで650mひきずり逮捕

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17日午後、愛知県尾張旭市内の市道で、51歳の男性が約650mに渡ってクルマにひきずられ、重傷を負う事件が起きた。クルマはそのまま逃走したが、運転していたフィリピン国籍を持つ19歳の少年が後に出頭。警察は殺人未遂容疑で逮捕している。

愛知県警・守山署によると、事件が起きたのは17日の午後2時25分ごろ。尾張旭市東大道町原田付近の市道をパトロール中の同署員が、運転席側の車外に男性がしがみついたまま走行する乗用車を発見した。クルマは停止命令を無視して走行。男性は約650m走ったところで振り落とされ、頭部強打などの重傷を負った。

重傷を負ったのは51歳の男性で、調べに対しては「カネを貸した男とトラブルになった」などと話していた。男性は現場近くのコンビニエンスストア駐車場で男と話しをしていたが、男が逃走しようとしたため、これを阻止しようとクルマにしがみついたという。しかし、男はこれを無視し、クルマを急発進させ、男性を振り落とした後はそのまま走り去った。

警察では殺人未遂事件として捜査を開始したが、同日夜にフィリピン国籍を持つ19歳の少年が西署に出頭。容疑を大筋で認めたことから、同容疑で逮捕している。調べに対しては「借金の返済を強く求められたため、逃げた」、「ドアに男性がしがみつくので怖くなった」などと供述しているようだ。

《石田真一》

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