ホンダ英国工場、生産再開---シビック タイプRを日本導入へ

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欧州ホンダは4日、英国スウィンドン工場での4輪車の組み立てを4か月ぶりに再開した。

ホンダは今年1月、英国スウィンドン工場を2-3月の2か月間、休止すると発表。これは、昨年11-12月のホンダの欧州新車販売が、前年同月比12%減と落ち込んだのを受けたものだ。その後も販売回復が見られなかったことから、ホンダはさらに4-5月も加えた合計4か月間、製造ラインを停止。自動車メーカーとしては異例の、長期に渡る工場休止となっていた。

しかし、欧州では旧車から一定の環境基準を満たした新車に代替する際に支給されるスクラップインセンティブの効果で、販売が回復基調にある。そこでホンダは、生産再開を決定した。

現在、スウィンドン工場では欧州、中東、アフリカなどに向けた『CR-V』と『シビック』(3/5ドアハッチバック)を生産中。今秋からは、『ジャズ』(日本名:『フィット』)も生産車種に加わる予定だ。

また、ホンダは昨年11月、「英国製のシビック3ドア『タイプR』を、今春日本に限定導入する」と発表。しかし、英国工場の生産休止により、これが延期されていた。シビックタイプRは、早ければ6月中には日本に上陸する見込み。最大出力201psを発生する2.0リットル直4「VTEC」を搭載するホットハッチの発売は、期待大だ。

《森脇稔》

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