新日本石油は19日、韓国のGSカルテックス社と合弁で設立したパワー・カーボン・テクノロジー社(PCT)が、韓国の慶尚北道・亀尾市でキャパシタ電極用炭素材を生産する工場の起工式を実施し、建設に着工したと発表した。
キャパシタは、瞬間的に多くのエネルギーを必要とする建設機械や鉄道など向けに、従来は使用されていなかった減速時に発生するエネルギーを電力として蓄えることで、エネルギーを有効利用できる蓄電装置。今後は、太陽光発電や風力発電の蓄電池への用途拡大も期待されている。
PCT社は、今年12月に工場の建設を完了し、2010年1月から試運転を、4月には商業生産を開始する予定。