政府・与党が10日決めた追加経済対策に盛り込まれたスクラップ補助金の支給対象車種は、乗用車の場合、「2010年燃費基準」達成車となった。一部外国車などを除き、ほぼ全てのモデルに適用される。
スクラップが伴う補助金は「車齢13年超」の車が対象で、燃費基準を達成した新車に買い換えた場合、登録車で25万円、軽自動車で12万5000円となる。
一方、「13年」未満の車を保有するユーザーが買い換える場合は、登録車で10万円、軽自動車で5万円が支給される。このケースでは、購入する新車は排ガス性能が4つ星「☆☆☆☆」で、燃費については「2010年基準」を15%以上達成したモデルが対象となる。
一方、法令等が整うまでの買い控えを起こさないよう、きょう10日からの「遡及適用」が決まった。買い控えを懸念していた自動車業界は「即日実施」に安堵している。