派遣型風俗店の事務所にトラックが突っ込む事件が連続発生

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6日未明、佐賀県内にある無店舗・派遣型風俗店(デリバリーヘルス)の事務所に盗難車とみられるトラックが突っ込み、建物を破壊する事件が起きた。同時間帯に県内の2か所で同様の事件が起きており、警察では故意に狙ったものとみている。

佐賀県警・伊万里署によると、最初の事件が起きたのは6日の午前4時15分ごろ。警備会社から「伊万里市大坪町付近にある事務所の警報機が作動した」との通報が寄せられた。同署員が現場に急行したところ、普通トラックがバックの状態で事務所建物に突っ込み、建物の一部が損壊しているのを確認した。突っ込んでいたトラックは盗難車ということが後に判明している。

同・小城署によると、2件目の事件が発生したのは6日の午前4時25分ごろ。小城市牛津町上砥川付近にある会社の従業員を名乗る男性から「トラックがバックで建物に突っ込んできた」との通報が寄せられた。現場に急行した署員が外壁を破壊するように突っ込んだトラックを確認。こちらも盗難車ということが後に発覚する。

被害にあったのは、2件とも無店舗・派遣型風俗店、いわゆる「デリバリーヘルス」の事務所だった。双方の事務所は系列店というわけではなく、距離も約30km離れているが、警察では同業種の事務所が約10分間に、しかも盗難トラックがバックで突っ込んで建物を破壊したことを重視。同一グループの犯行も考えられるとして、建造物損壊などの容疑で捜査を開始した。

また、デリバリーヘルス業者も使う佐賀市愛敬町付近にあるレンタルルームにも、6日午前8時ごろ、盗難車とみられるトラックがバックで建物に突入する事件が発生しており、警察ではこの事件も先の2件に関係する可能性が高いと推測している。

《石田真一》

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