政府・与党が策定を進めている追加経済対策に、環境対応車を購入する際、国からの補助支給が盛り込まれる。とくに初期登録から13年以上を経過した車を廃車(スクラップ)処理して新車を購入する際は補助金が最大となる。
政府は環境対応車への補助金制度などによる追加経済対策を、今週10日にも発表する。13年以上が経過した車両の買い替えへの補助金は、登録車で25万円、軽自動車が半分の12万5000円とする方向で最終調整している。
補助金は、新規登録から13年を経過していない車両を環境対応車に買い換える場合も一定額が支給される。その際は、下取り車として扱うことができ、スクラップの縛りはない。
これらの補助金の対象は総計で70万台規模となる見込み。1月下旬からスクラップインセンティブを導入したドイツのように、日本も新車販売が一時的に大きく伸びることになろう。