オーストラリアGPで3位でフィニッシュしながら、セーフティーカーラン中に追い抜きがあったとして25秒の加算ペナルティを受け、表彰台を失ったトヨタのヤルノ・トゥルーリ。オーストラリアGPスチュワードは2日、トゥルーリの3位を再び認める判断を下した。
抜かれたマクラーレンのハミルトンは、チームの指示により意図的にトゥルーリを前に行かせていたことが明らかになったからだ。
56周目にセバスチャン・ベッテルとロバート・クビサの接触によりセーフティーカーが入った際、トゥルーリはターン15で芝生部分にはみ出し、ハミルトンが前へ出た。マクラーレンはこれがセーフティーカー時の追い抜きと取られることを恐れて、ハミルトンにトゥルーリに前を譲るよう無線で指示。トゥルーリはハミルトンがテクニカルトラブルか何かでスローダウンとしたのだと判断し、マクラーレンを抜き返したというのが真相のようだ。