オートバイ路上駐車場、モデル実験を実施

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オートバイ路上駐車場、モデル実験を実施
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東京都青少年・治安対策本部は、都道を使ったオートバイ路上駐車場のモデル実験を実施している。オートバイ駐車対策を都道府県が主体となって行うのは、全国でも極めて珍しい。

名称は「代々木二丁目自動二輪車等駐車場」。渋谷区代々木2-1の都道414号線の歩道上にある。JR新宿駅西口に比較的近く、JR総合病院が目の前だ。

東京都が都道を貸し出し、駐車場の設置は渋谷区が行った。新年度からは渋谷区が有料駐車場として活用する。今回のモデル実験は稼働前の期間を利用して実施されている。

路上駐車場は、歩行者用の通路を幅を確保した上で、歩道を削って設置されることが多い。同駐車場の設置場所は歩道幅が約7mと都道でも突出して広く、交通量も少ない。

歩行者通路として3.5mを確保し、歩道と駐車スペースを柵で分離し、車道側からしかオートバイが進入できないように作られている。

収容台数は28台。1台当たり駐車スペースは2.3×1.0mで、出入りのために60度の傾斜させ並べられるように配置されている。さらに路上駐車場内で方向を車体の方向を変えるための転回スペースが1.4m幅で設けられている。

同本部は期間中の駐車料金は無料にして、利用実態や利用者の意見を収集し、オートバイ駐車場の整備促進策や、ライダーを駐車場に誘導するための施策に役立てる。モデル実験のデータを含めたガイドラインを作成し、4月をめどに発表する。

モデル実験は3月19日まで。実験終了後は、渋谷区の有料駐車場として活用される。料金は最初の30分無料。2時間毎に100円。

《中島みなみ》

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