【ジュネーブモーターショー09】アストンマーチン ラゴンダ…伝説のブランドが復活へ

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【ジュネーブモーターショー09】アストンマーチン ラゴンダ…伝説のブランドが復活へ
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アストンマーチンは4日、ジュネーブモーターショーで『ラゴンダコンセプト』を発表した。アストンマーチン久々の4ドアは、アストンマーチンから独立した「ラゴンダ」ブランドとして、新たな魅力をアピールしていく。

ラゴンダは1898年に英国に設立された名門高級車メーカー。1909年から生産を開始し、1935年のルマン24時間レースでは『M45』の軽量バージョンで優勝を果たすなど、モータースポーツでも活躍した。しかし、第2次世界大戦終了後の1947年、アストンマーチンとともにトラクターメーカーを経営するデビッド・ブラウン氏に買収され、ブラウン社の傘下に入った。

その後、1961年にアストンマーチンの4ドアバージョンとして『DB4』をベースにした『ラゴンダラピード』が登場。しかし、わずか4年で生産中止に追い込まれる。そして1974年、今度は『DBS』をベースに開発した『ラゴンダ』として再び復活。いつしかアストンマーチンの4ドアとは、ラゴンダを指すようになった。

今回のラゴンダコンセプトは、ラゴンダの第1号車ラインオフから100年に当たるのを記念したモデル。しかし、単なるショーカーではなく、アストンマーチンの新戦略が隠された重要なモデルだ。

ラゴンダはアストンマーチンとは異なる顧客層に向けた新ブランドに位置づけられる。アストンマーチンラゴンダの責任者、Ulrich Bez氏は「ラゴンダは未来の高級車ブランド。新技術や新素材を投入し、新しい高級車の姿を提案する」と語っている。

スピードボートにヒントを得たというスタイリングは、既存のアストンマーチンとはまったく異なるデザイン。メッキを散りばめた大型グリルは高級車らしい押し出し感のあるものだ。リアはショートデッキながら、トランクが設けられた。サルーンとSUVの中間のようなフォルムは独特の世界観を表現している。

メカニズムの詳細は明らかにされていないが、エンジンはV12で、駆動方式は4WD。エンジンはバイオ燃料に対応しており、将来的には環境に優しいディーゼルやハイブリッドも用意される。インテリアは独立4シーターのレイアウト。最高の素材や装備が導入され、快適な移動空間に仕立てられているという。

アストンマーチンはラゴンダブランドを欧州、北米、中近東など従来の市場だけでなく、中国やインドなどの新興国でも販売していく方針。アストンマーチンの壮大な計画が、ラゴンダによって動き出したと見てよさそうだ。

《森脇稔》

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