本多芸能スポーツサービスが自己破産…イベント運営

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帝国データバンクによると、「東京モーターショー」など各種イベント運営会社の本多芸能スポーツサービスが、14日に東京地裁へ自己破産を申請した。

同社は、1951年(昭和26年)4月創業、91年(平成3年)7月に法人改組したイベント運営会社。コンサートや展示会、スポーツなどの会場設営、機材の搬入搬出や会場整理、進行補助や警備などイベント進行に関わる業務全般を代行するほか、集客のためのチラシ配布やテレマーケティングなどのセールスプロモーションも手がける。

各種イベント会場整理のパイオニア的存在で、音楽関連を中心に「東京モーターショー」などの大規模イベントでも実績を重ね、業容拡大にともない、横浜市、千葉市、さいたま市などに拠点を開設した。近年では、テレビ局との協業で番組制作の運営などにも注力し、2007年3月期には年収入高約17億2600万円を計上していた。


しかし、従来からアルバイト(年間延べ約8万7000人)の賃金支払いが先行するため、資金繰りはタイトになっていた。

2008年3月期には受注案件の減少、単価の下落などから年収入高は約16億9300万円に減少したうえ、人件費、外注費の上昇で収益面を圧迫。同期には、スポット案件で発生した大口の不良債権を償却したことで約8600万円の当期純損失となっていた。

さらに、昨年の金融危機によって企業がイベントを控えるようになったことが収入減に拍車をかけたとみられ、資金繰りは改善せず、事業継続を断念した。

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