緊急走行中の救急車を泥酔の2人が止める 逮捕

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19日未明、埼玉県所沢市内の県道を病院に向かって緊急走行していた救急車が泥酔した男に2名に抑止され、車体を蹴られる事件が起きた。警察ではこの2人を公務執行妨害の現行犯で逮捕した。搬送中の患者は別の救急車に乗り換え、病院に向かったという。

埼玉県警・所沢署によると、事件が起きたのは19日の午前0時35分ごろ。所沢市寿町付近の県道を所沢市消防本部の救急車が患者を乗せて緊急走行していたところ、2人の男が道路を塞ぎ、救急車の進行を妨げた。

2人の男は泥酔状態。救急車はその場に停止したが、うち1人が助手席側ドアを足で蹴るなどしたため、警察に通報した。別の男は駆けつけた同署員に対し、顔面を殴るなどの暴行を加えてきたため、2人とも公務執行妨害の現行犯で逮捕している。

逮捕された2人の男はいずれも44歳。同市内の酒を飲み、うち1人の家に帰る途中だったとみられる。救急車を抑止した理由については曖昧な証言を繰り返しているようだ。

救急車には胸部の痛みを訴える女性が乗っていたが、この事件に遭遇したために別の救急車に乗り換えて病院に向かった。命に別状は無かった。

《石田真一》

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