【デトロイトモーターショー09】米国新興メーカーがハイブリッドスポーツ市販

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米国のQuantum Fisker社は2日、2009年1月11日に開幕するデトロイトモーターショーに新型4ドアスポーツカー『Karma』を出品することを明らかにした。2.0リットル直4ターボにモーターを組み合わせ、最大出力408psを発生する。

Quantum Fisker社は2007年9月に設立。プラグインハイブリッドシステムを生産するQuantum社とデザインエンジニアリングを行うFisker社との合弁企業だ。

Karmaの心臓部はGM製の直噴2.0リットル直4ターボ(260ps)にQuantum社のプラグインハイブリッドを追加したもの。モーターの電源は22.6kwhのリチウムイオンバッテリーから供給され、最大出力148psを発生。エンジンとモーターを合わせたトータル出力は408psに達する。

Fisker社が手がけたデザインは4ドアスポーツカーという斬新なもの。ロングノーズや大胆に抑揚を利かせたボディラインが特徴だ。ボディサイズは全長4970×全幅1984×全高1310mmで、長くワイドながら背の低いプロポーションとなっている。

車体はアルミスペースフレームの上にアルミ複合素材で作られたボディを載せる方式。軽量に仕上がった車体のおかげで、0-60マイル(約96km/h)加速は5.8秒、最高速度は200km/hの性能を発揮する。

また、モーターだけで走行できる距離は最大80kmと実用性も十分。バッテリーはコンセントから充電できるほか、ルーフに装備するソーラーパネルからも充電可能とした。

Karmaは2009年11月に発売予定。生産はフィンランドのValmet社に委託する。価格は8万7900ドル(約820万円)。米国、欧州で販売されるが、すでに2010年年央生産分までオーダーが埋まっている状況だ。

《森脇稔》

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