スズキの鈴木修会長は10月31日の2008年度第2四半期決算会見で、インド市場について「『アルト』のような小さいクルマが売れなくなり、それより大きい『スイフト』が足りないくらいに売れている」と述べた。
9月の販売実績を見ても、台数ベースでは前年比90%だったが、金額ベースでは98.4%だった。「消費者向けのローンが絞られてきたため、所得の低い人に影響が出ているのではないか」とスズキ会長は分析する。
今後のインド市場については、先行き不透明としたが、「人口が多いので、客層が広くなっており、他の国よりも需要があるのではないか」と述べ、ローンの引き締め具合によって、中産階級に影響が出ることを心配していた。