スタンダードエンジン導入の場合、F1撤退も辞さないとのフェラーリ側の発言を受け、FIAがコメントを発表した。「フェラーリの取締役会は誤解をしているようだ」。
「FIAはチーム側に3つの選択肢を提示している。一つはいわゆるスタンダードエンジンだが、もう一つの選択肢は、“マニュファクチュアラーはインディペンデントチームに対して、500万ユーロに満たない額でパワートレインを供給することを連帯して保証しなければならない”というもの」
「FIAはフェラーリが経済的に成功を収めていることを喜ばしく思っており、これが今後も継続することを願っている。しかしながら、多くのチームが収入を大きく上回るコストを抱えるという問題に直面しており、この状況を放置するわけにはいかない」
「FIAが提示した選択肢のどれかに同意するか、もしくは許容レベルまでコストを削減できる具体案を提示するのか、マニュファクチュアラーがどちらかを選ぶときだ。もしどちらも選ばないというならば、FIAはドライバーズ及びコンストラクターズの両チャンピオンシップの信頼を維持するために必要なあらゆる手段を講じることになる」とFIAはコメントしている。