2008年モデルのパナソニック「ストラーダFクラス」において、フルモデルチェンジしたことをユーザーが一番に感じ取れるのは地図画面だろう。従来型のストラーダとは描画スタイルが大きく異なっている。
ストラーダFクラスはワイドVGAモニターだったことから、先代までのモデルも地図は非常に秀逸なものだったが、2008年モデルはこれをさらに見やすく改良した。描画専用チップによるアンチエイリアス処理を行い、文字のギザギザ感を無くしたほか、道路を強調して表示するようになった。
デザイン自体もかなり変更しており、これまでの地図よりもすっきりとした印象だ。企業ランドマークが少なくなったことが大きく影響しているとみられるが、派手な演出は無いが、画面内がゴチャゴチャしていないことで逆に高級感を覚える。
メルセデスベンツ『Sクラス』には、従来のストラーダFクラス相当の機能を持つパナソニック製の純正カーナビが装着されているのだが、2008年モデルのFクラスの地図画面はベンツのそれに近いことを思い出した。