【IRL 第3戦】ダニカ勝利! もてぎでインディ初の女性ウィナー

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20日、豪雨後のコースコンディション整備の為、予備日に順延となったインディジャパン300マイルの決勝レースが行われた。優勝はダニカ・パトリック、インディレーシングリーグ初の女性ウィナー、ニューヒロインが誕生した。

午前11時、Fニッポン、SUPER GT(スーパーGT)参戦中の木暮選手がステアリングを握る本邦初公開の燃料電池自動車ホンダ『FXCクラリティ』、の先導によるパレードラップの後、200周・300マイル先のゴールを目指すレースが始まった。

スターティングは前戦までのポイント順。エリオ・カストロネベスを先頭に、注目の武藤英紀が9番手、ロジャー安川は最後尾からのスタートだ。ファーストラップ、マルコ・アンドレッティがターン2のウォールにヒットし、早々にイエロー・コーションで中断になるなど、レースは波乱を予感させる幕開けとなった。

その後カストロネベス、スコット・ディクソン、ダン・ウェルドンのチップ・ガナッシュの2台、トニー・カナーン、ダニカ・パトリックらがトップ集団を形成。終盤までレースを引っ張ったが、140周、ピットアウト後1周をしたフロントストレッチにロジャー安川がストップ。4度目にして最後となるイエロー・フラッグでレースは9周に渡り中断した。

最後のリスタートからのラスト50周は、コース上で繰り広げられたオーバーテイク合戦とともに、水面下では残り燃費を睨んでのストラテジーの戦いが展開されていた。ラスト10周のスティントを前に、190周を超えたところで、コース上で快調な走りを見せていたタウンゼント・ベル、ダレン・マニング、エド・カーペンターらが続々ピットイン。195周にはスコット・ディクソンが、197周にはリードラップにいたダン・ウェルドン、トニー・カナーンら、トップ集団も揃って最後の燃料補給の為ピットに戻った。

ラスト3周を残したところで、コーション中、最後の最後で燃費補充をし、そこから燃費走行に徹していたエリオ・カストロネベスがトップに返り咲き、同じくノーストップ作戦にでていた、ダニカ・パトリックが2番手へと浮上した。そして198周、計算上ぎりぎりの燃費がきつくなりペースを落としたエリオ・カストロネベスをダニカが捉えた。

残り1周のホワイトフラッグを先頭で受けたダニカは、そのままトップでゴールへ飛び込んだ。アメリカン・オープンホイールの最高峰、インディレーシング史上初の女性ウィナーが、今日、日本のもてぎで誕生した。

2位はエリオ・カストロネベス、3位はスコット・ディクソン。武藤英紀は11位、ロジャー安川は14位で母国戦を終えた。

初の女性ウィナーに最も近いドライバーとして、強いプレッシャーにさらされ続けてきたダニカ。無線から流れてきたお祝いの言葉を聞いた瞬間、「一人の女の子に戻って、涙があふれてきた」という。

「次はいつ勝つのか?」との質問には、「来週よ」の答え。---つっぱりダニカも健在だ。

《ケニー中嶋》

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