渡辺トヨタ社長、原材料費上昇しても「価格転嫁すべきでない」

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渡辺トヨタ社長、原材料費上昇しても「価格転嫁すべきでない」
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トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は18日の新型『クラウン』発表の記者会見で、鋼材など原材料価格の上昇圧力が高まりつつあることに対し「コストアップ要因をそのまま(消費者向け)価格に転嫁すべきでない」と強調した。

渡辺社長は鋼材や希少金属、樹脂など原材料の「コストアップ要因があるのは承知している」としたうえで、「お客様に迷惑はかけたくない。できる限り原価低減による企業内の努力で吸収していくことが重要」と述べた。

同時に「これは自動車業界だけでなく全産業に共通していること」と指摘。今後予想される価格交渉では「そういう話し合いをしっかりしていきたい」と語り、素材メーカーにも「企業努力」を強く求める考えを示した。

《池原照雄》

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